ESXi on NUC + NAS で自宅サーバ構築

概要

何かやるときは EC2 でインスタンス立ち上げて…,
とかやっていたのだけれども,面倒くさい.
それに,自宅に共有ファイルサーバくらいは欲しい.
それならいっその事,自宅サーバ構築するか,という機運が高まり構築.
電気代はアウトソーシング(実家に)できないので,
可能な限り消費電力を下げることを目的に頑張る,というかそれを一番重視した.

NAS

色々悩んだのだけれども,アプライアンスに手を出してみた.
RAID 1 が組めれば良いし,そんな大容量を求めていないので,ReadyNAS RN10200 を調達.

HDD は HGST 信者なので HGST 0S03361 を2発購入.
RAID 1 を組むので利用可能なのは 4TB になるがそんなに使わないので問題無し.
初期不良は嫌なので, WinDFT を落としてきて,
ExtTest => Zero fill => ExtTest を念のため実行して問題がないことを確認.
1台あたり大体40時間くらいかかったような?

あとは RN10200 に2発とも挿して指示通りにセットアップしてあげるだけ.
注意点としては Firmware の 6.4.x 系が今のところ地雷だという噂.
自分のは 6.2.4 だったので 6.2.x 系の最新版にしてあるけど,今のところ特に問題は無し.

iPhone からも FileExplorer などを利用すると接続できた.

NUC

Intel NUC はどうやら ESXi のドライバなどが非公式だが揃っているようなので選択.
今回は, NUC5i5RYH を購入.
別に 2.5-inch ベイは必要なかったのだけれど,ベイがあるほうが安かったので….

メモリは 1.35V の定電圧のものが投げ売りされていたので 8GB * 2本を購入.
本当はもっとメモリ積みたいのだけど NUC の限界なので諦め.

ストレージは NAS を mount して VM などのファイルを保存してあげれば大きいものはいらない.
ESXi はとても軽量なので,家に転がっていた適当な USB メモリにインストールする.
初回インストール用の boot もこの USB でやるので一石二鳥(?).

組むのはメモリ挿すだけなので一瞬.
boot 用の USB メモリに Memtest86+ を入れて念のため回しておく.
f:id:yharima:20160221152127j:plain

インストール

以下の通りにやったらできた.
ESXi 6.0 Image for Intel NUC | Virten.net f:id:yharima:20160221155247j:plain ここまできたら IP アドレスを設定してあげるくらい.
残りは vSphere Client 経由で色々することになる.

感想

思ったよりは簡単に構築できた.
NAS + HDD が 5万円程度, NUC + メモリが 6万円程度なのでそれなりにかかった.
物理的な大きさは以下のような感じ.
f:id:yharima:20160221155751j:plain (写真には NAS と NUC 以外にも ルータと ONU も写り込んでいる)

ルータと NAS と NUC は UPS に繋いでいて,
UPS 計測によると平均 25W 程度で推移している模様.
大体これは月額400円少しくらいらしい.
年間だと5000円ちょっとでなかなか悩ましい出費かも….
(電気代の大部分は HDD が占めているのでどうしようもなさそう.)
ただ,色々遊べるので良いかなと.